| 所在地 |
神奈川県三浦郡葉山町 |
| 主要用途 | 個人住宅 |
| 施工 | |
| 工事面積 | |
| 竣工 | 2003年 |
ＳＫＹＳＨＩＰ：空を旅する住宅 設計コンセプト
そこに暮らす人々が年を重ね、思い出を重ねていく場である
住居は、時を旅する為の船であると考えています。
この船に乗って僕と家族、そして仲間たちは、
刻々と変化する空を眺めつつ人生を旅したいと考えました。
ここでは海は見えませんが、船のデッキのようなリビングの
高窓から空が見えます。
空に浮かぶ船型屋根
屋根の船底型の形態は、夏の直射日光をさえぎりつつ、
最大限に空を楽しむために軒天を斜めにせり上げた結果の形です。
軒天を持ち上げたことで生まれた大きな欄間部分が、
あるときは朝焼け、あるときは嵐や夕立、
また、夜には月と星が流れる時を魅せてくれます。
一つ屋根の下
機能的には、設計者のオフィスと住居という2つの機能をもつ建築で
仕事場とプライベートの空間は平面的には完全に独立しつつ、
船底型の大屋根によって視覚的には一体の空間としています。
仕事場とリビングルームは遮音ガラスによって上部を透明にすることに
よってお互いの気配が感じられるように配慮しました。
平面的・機能的には完全に分離していても「一つ屋根の下」で暮らしたい
と考えました。
大広間のある家
船底型の大屋根のしたは大きなリビングとなっており
リビングルーム・ダイニング・子供部屋を一体の大空間することで
昔の大広間のようなにぎやかでコミュニケーションあふれる空間になりました。
ライフスタイル実践
あえて職住一体とし、建築設計者として日々、提案しているライフスタイルを
実践の場としての仕事場を目指しました。
海と緑に囲まれた葉山のオフィスは、新しい時代のオフィスのあり方を
提案し、実践しています。
